ウィリアム・モリス
19世紀後半に最も傑出した芸術家のひとりである「ウィリアム・モリス」。工芸家・デザイナーでありながら社会思想家や詩人などでも知られ、室内装飾の総合的なデザインにも力を注ぎました。英国の豊かな自然をモチーフにしたパターンが多く、壁紙やテキスタイルのデザインは100年以上経った今でも多くの人々に絶大な支持を受けています。「モダンデザインの父」と称される彼のテキスタイルをご紹介いたします。
● いちご泥棒
ウィリアムモリスの中でも一番の人気を誇るデザイン。庭に植えられた野いちごをつつく鳥の姿が映されています。
● ウイローボウ
自邸近くのテムズ川の柳からインスピレーションを受けデザインされた柄です。
● ハニーサックル
1883年に次女のメイによって作成された壁紙のデザイン。スイカズラの花が葉の中に見え隠れするイメージの柄です。
● ブラックソーン
1892年に一番弟子であるジョン・ヘンリー・ダールによって作成。咲き乱れる色とりどりの小花を表現。
●フルーツ
モリスのデザインの中でも有名なフルーツ柄。モリスが1864年に第二作の壁紙として描いたデザインです。
●ケルムスコットツリー
次女のメイが別荘で使われていたベット掛けをヒントにデザイン。鳥と自然が戯れる姿を柔らかく表現。
●マリーゴールド
ブロックプリントの壁紙地としてデザインされた柄。可憐なマリーゴールドの花が見事にデザイン化された定番のパターンです。