人は笑うと『笑いジワ』ができますが、よく「笑い過ぎるとシワができる」なんていいますが、コレって本当なんでしょうか。特に女性にとってはまさに笑い事ではありませんね。
シワは、肌の乾燥や紫外線でのダメージ、皮膚の表皮のさらに下の真皮にある、コラーゲンやエラスチン等の弾性繊維の衰え(加齢や紫外線によるダメージ、ストレス等)によって、皮膚を引っ張る力が弱くなり、弛んでしまうのが大きな原因です。特に笑った時の目尻や、眉間にできる戻らないシワは、『表情ジワ』ともいい、先のコラーゲン等の弾性繊維の衰えで、肌の形状記憶力が弱まり、表情をつくる際にできるシワが戻らなくなるのをいいます。
だからといって、シワができないようになるべく無表情に努めるのは大きな間違いです。本来、皮膚の下には筋肉があり、顔にも表情をつくる『表情筋』があるのですが、シワの一因には、この表情筋の衰えによるものもあり、普段から表情筋をしっかりと使わないでいると、血行も悪くなり、筋肉も硬くなって早く衰え、そしてその筋肉の上にある肌もこわばってしまうために、シワの原因になってしまうのです。(タルミの原因にもなる)
それよりも、むしろよく笑ったりして筋肉を動かす方がよく、笑い過ぎは、シワ予防の決して敵ではないのです。日常生活では、紫外線をむやみに浴びないようにして、肌の乾燥を防ぎ、弾性繊維が常に活発であるならばシワになりにくいものです。ストレスを溜めないようにおおいに笑いましょう。
中野坂上治療院
古賀 直樹