# 392エッ、ウナギには毒があるって

土用のウナギ・・・食べましたか?
日本でのウナギの歴史は古く、奈良時代、あの『万葉集』にも「武奈伎(むなぎ)」として記載されています。(でも、現在のように開いてタレをつけて焼くようになったのは、江戸時代になってからだそう。)
さて、前に『フグには毒があるけど毒はない』って話しをしたのですが、ウナギ・・・コレにも毒があるのを知っていますか?
実はウナギの『血液』には、「イクチオヘモトキシン」という毒素が含まれていて、フグの『テトロドトキシン』程ではないですが、口に入れると吐き気や呼吸困難、また、傷口に入ると膿んだり腫れたりする他、目に入ると最悪の場合、失明の可能性もあるという、結構ヤバいものなのです。
ただし・・・ご安心を!
この毒素は61度以上、5分間以上の熱を加えると効果が消失するので、私達が普通に食べる際のウナ重やひつまぶし、白焼き・・等々を食する上では全く問題がないのです。(確かにウナギの刺身って見た事はないですね。→専門店では、しっかり血抜きして酢でしめたやつ等を食べさせてくれる処もあるそうです。)
それよりもウナギには、ビタミンAとEPAやDHAなどの良質な脂肪をたっぷり含む他に、ビタミンB1、B2やミネラルも多く、疲れ目や疲労回復の効果が抜群なことからも、夏バテ防止にはもってこいの食材です。安心してモリモリ食べて、危険な暑さの夏を乗り切りましょう!

中野坂上治療院
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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