#437 休みの日にいくら寝ても寝足りないのはなぜ?

よく「寝貯めをすることはできない」とはいいますが、たくさん寝たはずの休みの日でも、寝足りない気がするのは一体どういうことでしょう。
この寝た気がしないような、頭がボーッとする感じ、海外旅行での「時差ボケ」に似ていませんか?
実はこの症状、悪い睡眠習慣によって起きた、まさにプチ「時差ボケ」状態。例えば、平日の起床時間が7時、休みの起床時間が12時とすると5時間の時差が生じます。そして休み明けにはまた7時の起床…というように、起床時間に大きな差をつけた生活を繰り返していると、「いつもスッキリしない」「寝ても寝足りない」といった時差ボケのような状態に陥ってしまうのです。
実際には、平日にも残業やお酒を飲みにいくなどで就寝が遅くなったり、休み前は深夜まで夜更かししたりと、生活習慣が乱れがちな人もいますよね。
このプチ「時差ボケ」状態から脱却するには、休みの日も普段の日と同じくらいの時間に起きて生活のリズムをなるべく崩さないように心がけることが大切です。
また休みの日は遅くまで寝ているよりも、昼間に数10分ほどの昼寝をしたほうが、日頃の疲れをより回復できます。
昼寝の直前にコーヒーなどカフェインを摂れば、効き目がちょうど20~30分後にあらわれるので気持ちよく目覚めることができます。

中野坂上治療院
古賀 直樹
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