痛いときは温湿布?それとも冷湿布?
腰痛や肩コリ、捻挫など筋肉のトラブルに日頃お世話になることの多い湿布薬。一般的に冷湿布と温湿布の2種類ありますが、この2つ、性質は全く正反対なのに、どちらも肩コリや腰痛に効くなどと書かれています。どちらをどう使い分ければ効果的なのでしょう?
一般的に、急激に起こった痛み(捻挫やギックリ腰など)には、まず冷湿布を使うのが効果的といわれています。
この場合、痛みの原因は筋肉の炎症。これを放っておくと、まわりの無傷な細胞が、内出血や炎症反応によって酸素不足になり、ますます腫れて痛みが増してしまいます。そうなる前に冷湿布で冷やして代謝のレベルを落とすことで、組織のダメージを最小限に食い止めることができるのです。
では、温湿布はどういう時に使えばいいのでしょうか?
温湿布は、主に慢性的な痛みのある肩コリや腰痛などに用います。これは、患部を温めて血行を良くしてから、痛みも和らげるのが狙いだからです(患部に熱や腫れがある場合は冷湿布を使用します)。
それぞれ逆効果にならないように、うまく使い分けるようにしましょう。
中野坂上治療院
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
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